銀河英雄伝説の著者として有名な田中芳樹が
中国の名将100選を選出し、紹介している本です。
実は100人目はあえて空席にしているため実際は99人ですが。
春秋時代から清までの時代で出来るだけバランスよく選び
上巻、下巻の計2巻で書いてます。
目次
中国の名将100選
先ずは選出している名将を名前だけ紹介します。
時代については著者の振り分け通りで紹介しますが
若干、振り分けに違和感を感じる部分はあるかもしれません。
春秋時代
孫武(そんぶ)
伍子胥(ごししょ)
范蠡(はんれい)
趙襄子(ちょうじょうし)
戦国時代
呉起(ごき)
孫臏(そんぴん)
田単(でんたん)
廉頗(れんぱ)
趙奢(ちょうしゃ)
李牧(りぼく)
秦時代
白起(はくき)
王翦(おうせん)
蒙恬(もうてん)
漢楚争覇時代
項羽(こうう)
張良(ちょうりょう)
韓信(かんしん)
前漢時代
周亜夫(しゅうあふ)
李広(りこう)
衛青(えいせい)
霍去病(かくきょへい)
趙充国(ちょうじゅうこく)
鄭吉(ていきつ)
陳湯(ちんとう)
後漢時代
鄧禹(とうう)
馮異(ふうい)
岑彭(しんぽう)
馬援(ばえん)
班超(はんちょう)
曹操(そうそう)
関羽(かんう)
周瑜(しゅうゆ)
三国時代
司馬懿(しばい)
陸遜(りくそん)
鄧艾(とうがい)
東西両晋時代
杜預(とよ)
王濬(おうしゅん)
陶侃(とうかん)
祖逖(そてき)
謝玄(しゃげん)
南北朝時代
檀道済(だんどうせい)
韋叡(いえい)
楊大眼(ようたいがん)
斛律光(こくりつこう)
蘭陵王(らんりょうおう)
蕭摩訶(しょうまか)
隋時代
韓擒虎(かんきんこ)
劉方(りゅうほう)
張須陀(ちょうすだ)
唐時代
李靖(りせい)
李績(りせき)
秦叔宝(しんしゅくほう)
尉遅敬徳(うつちけいとく)
蘇定方(そていほう)
薛仁貴(せつじんき)
王玄策(おうげんさく)
裴行倹(はいこうけん)
高仙芝(こうせんし)
郭子儀(かくしぎ)
李愬(りそ)
李克用(りこくよう)
五代十国時代
王彦章(おうげんしょう)
周徳威(しゅうとくい)
宋・遼・金時代
曹彬(そうひん)
楊業(ようぎょう)
耶律休哥(やりつきゅうか)
穆桂英(ぼくけいえい)
狄青(てきせい)
宗沢(そうたく)
岳飛(がくひ)
韓世忠(かんせいちゅう)
宗弼(そうひつ)
虞允文(ぐいんぶん)
孟珙(もうきょう)
完顔陳和尚(がんがんちんわしょう)
張世傑(ちょうせいけつ)
元時代
伯顔(バヤン)
郭侃(かくかん)
拡廓帖木児(ココテムル)
明時代
徐達(じょたつ)
常遇春(じょうぐうしゅん)
姚広孝(ようこうこう)
鄭和(ていわ)
于謙(うけん)
王守仁(おうしゅじん)
戚継光(せきけいこう)
袁崇煥(えんすうかん)
秦良玉(しんりょうぎょく)
鄭成功(ていせいこう)
清時代
多璽袞(ドルゴン)
明亮(ミンリャン)
楊遇春(ようぐうしゅん)
李長庚(りちょうこう)
関天培(かんてんばい)
僧格林沁(センゲリンチン)
李秀成(りしゅうせい)
石達開(せきたつかい)
劉永福(りゅうえいふく)
おすすめなところ
日本では馴染みがない時代も網羅されている
日本では三国志がすごく有名です。
宮城谷昌光作品や『キングダム』なども出て
春秋戦国時代はそこそこ知られれていると思いますが、
それ以外の時代はあまり知られていないと思います。
かなり簡略な説明になってはいますが
中国史の名将を網羅的に知れることができます。
人物の経歴書が入っている
説明している武将の経歴書が入っているため、
その人物がどんな人か簡単にですが、わかるようになっています。
手っ取り早くいろいろな名将を知ることができる
上下の2巻で今回あがっている99人と
それ以外にも選に漏れた人物が紹介されてます。
興味をもった人物ができたら深掘りするのも楽しいと思います。
おわりに
前述しているようにかなり簡略な説明にはなっているため、
あまり中国史に詳しくない人におすすめです。